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2004/12/09

プログラマは性悪説派になる

私は偉そうなことを言えるほどではありませんが、パソコンソフトのプログラミングをやっています。
どうも、最近プログラマは性悪説派になっていくような気がしてなりません。

最初は、趣味で自分で使うちょっとしたソフトを作っていました。
そのうち、会社で同じデスクの人間と共に業務に使うソフトを作りだしました。
その頃までは、性善説でいられたのです。
自分で使うにしろ、会社の同僚と仕事に使うにしろ、「ここには100までの数字を入力して」とか、「ここは、半角英数字で入力して」とか言っておけば済んだのです。
もし間違った操作をしても、「そんな操作してはいけないと言ったじゃないか!」で済んだのです。

その後、会社を退職する時にそのソフトを会社に買ってもらいました。
そして、その時のプログラムよりはずっと簡単なものですが、ネットで使う掲示板などを作りました。
例え簡単な掲示板程度のプログラムでも、不特定多数の人が使い出すとそうはいきません。
使う人はどんな操作をするかわかりません。
「半角英数で入力して下さい」と書いておいても、全角で入力してしまう人は沢山います。

その昔は、ソフトを使う人はしっかりと使用説明書を読んで使いました。
ソフトを使うために勉強し、使える人は誇りのようなものさえ持っていました。
しかし今そんなことは言っていられません。
誰もが、パソコンを使う時代になってきました。
そして、間違った入力でエラーが出ても、「プログラムが悪い」と言われるのです。
プログラムのことを何も知らないような人が、「ユーザに優しくないプログラムだ」なんて、ネットなんかで書くのです。
プログラマは、ユーザのミスを補うプログラムを沢山書かなければならなくなったのです。
先ほどの半角英数の入力を全角で入力された場合、プログラマが半角英数に変換するプログラムを書かなければならないのです。
勿論会社に売ったソフトも、私がいなくても誰でも使えるようにプログラムを書き直しました。

プログラムを書く時は常に「ユーザはここでこんなミスを犯しそうだ」ということを考え、ユーザに優しく知らせるか、ユーザの知らないところでミスを補う方法を考える必要があるのです。
人間は必ずミスを犯すものですから、ある範囲まではエラー処理は当然必要なのですが、たんにエラーを表示するだけでなく、こっそりとわからないうちに処理をしてあげるためのプログラムばかり増えているのじゃないかとも思うのです。
本当はもっと軽いプログラムを作りたいのに、益々重いプログラムになっていくのですね。
ますます性悪説派になっていくような気がするのです。

ベテランプログラマの方からは、今更何を言っているのだといわれそうですが。

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