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2007/01/29

Windows Vistaへアップグレードは必要か 2

今回は、Windows Vistaを導入するに当たっての問題点について考えてみます。

パソコンの問題
Vistaは一般向けに、「Home Basic」「Home Premium」「Business」「Ultimate」の4種類が発売されます。
「Home Basic」なら、Windows XPが動く程度のスペックで動作可能なようですが、「エアロ」が使えない等XPと大して変わらずアップグレードするメリットは大きくないと言えるでしょう。
他の3種類は、高性能のパソコンが要求されます。
快適に動かすためには、特にメモリ及びグラフィックボードに高性能を要求されます。
メモリは2GB、グラフィックボードはビデオメモリが128MB以上(できれば256MB)が必要なようです。
ごく最近発売されたパソコンは別として、2~3年前まではWindows XP搭載で、メモリ256MB、ビデオメモリ32MB程度のパソコンがごく一般的に発売されていました。
これらのパソコンではメモリの増設やグラフィックボードの交換を行わなければ、Vistaを快適に使うことは出来ません。
メモリの増設は可能かもしれませんが、グラフィックボードの交換は難しいパソコンも多いと思われます。
特にノートパソコンや省スペース型のパソコンでは、グラフィックボードの交換はほとんど不可能でしょうし、メモリ増設も難しいものもあります。
一般的に市販されるメーカーのパソコンは、OSがバージョンアップされたとき、バージョンアップ当初はOSが求めるスペックぎりぎりの性能のものが多く発売され(一部最高性能のものを除き)、次第にメモリ等の価格が下がってきて、より高性能なパソコンが発売される傾向があるように思います。
Windows XPが発売された時にも、発売当初は上記のように、メモリ256MB、ビデオメモリ32MB程度のものが多く売られていましたが、次第にメモリ512MB、ビデオメモリ64MB程度のパソコンも多く発売されるようになりました。
もし新しく買うことを検討されるなら、出来るだけ高性能(特にメインメモリとビデオメモリ)な機種を選ぶか、しばらく待って安くなってから購入するかを考えるのがよいのではないかと思います。

周辺機器・ソフトの対応
パソコン本体だけでなく、プリンタ・スキャナ等の周辺機器やソフトウエア等もWindows Vistaに対応するかどうかチェックする必要があります。
最近発売されたり、バージョンアップされた周辺機器・ソフトウエアは比較的早くに対応ドライバや修正プログラムがリリースされるでしょう。
しかし、数年前に発売された周辺機器の中には、Vistaに対応しないものも出てきます。
私の使っている周辺機器の中にも、2001年3月に発売されたスキャナは対応予定なしとメーカーのWebサイトには発表されています。
約6年前の製品ですが、まだ十分に使用可能であり、これを買い換えるのははっきり言って非常にもったいないと感じています。
ソフトウエアにしても、毎年バージョンアップ毎に新しいバージョンを買っている人はそんなに多くはないと思います。
今回のWindowsのバージョンアップは非常に大きな変更ですから、機器・ソフトメーカーが対応してくれなければ動かなくなるものはたくさんあるものと思われます。
各メーカーのWebサイト等で確認して、Vistaに対応するかどうか確認してから、Vistaの導入を行いましょう。
周辺機器などを十分使って、もう買い換えても良いと思う時期にきてから、Windowsのバージョンアップを行っても良いのではないかと思うのです。

企業・学校等の対応
企業などでは、数年前に比べてパソコンの保有台数も遙かに増えています。
多くの企業で一人一台を保有という時代になっています。
この事は、企業にとってはWindowsのバージョンアップを行えば以前に比べて、遙かに大きな費用負担になるわけです。
特に今回は、Windowsのバージョンアップによって、パソコン本体を買い換えなければならないケースがほとんどだと思われます。
このようなことから、直ちにWindows Vistaを導入する企業等は少ないのではないかと言われています。
また、学校のパソコンもすぐにVistaを導入することは非常に難しいでしょう。
会社の仕事の続きを家庭で行う人や、学校と家庭とでパソコンを使う人にとっては、これは大きな問題となる可能性があります。
多くのソフトウエア等は、下位互換性を持たせているとはいえ、家庭でVistaで作った書類等のファイルが会社や学校のパソコンのソフトでうまく表示されなかったり、場合によっては開くことが出来なかったり、又その逆のケースも起こりうる事になります。
家庭や小規模オフィス等で、Vistaで作ったファイルを企業等に送ったりした場合にも同様のことが起きる可能性があります。
子供さんが、家でパソコンの練習をして、学校のパソコンと操作方法が異なり戸惑うなどということもあるかもしれません。
いずれは、企業や学校でもVistaが導入されるようにはなるでしょうが、早急に変わるとは思えないことから、あわてず、ある程度の時期が来てからバージョンアップを行っても遅くはないと思います。

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