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2007年4月

2007/04/12

日本語入力システム ATOK その4

ATOKの便利な機能

今回はATOKの賢くて便利な機能について書いてみます。
これから紹介する機能は、「プロパティ(環境設定)」で設定しないと使えない機能もあります。

郵便番号から住所へ変換

「郵便番号」から「住所」に変換することはMS-IMEでも可能です。
「001-0010」と入力すれば「北海道札幌市北区北十条西」と変換されます。
しかし、「北海道」を省き「札幌市北区北十条西」と入力したい場合、一度確定して「北海道」の文字を削除しなければなりません。

「ATOK]なら、「001-0010」と入力して「F3」キーを押すと「北海道札幌市北区北十条西」と変換されます。
もう一度「F3」キーを押すと「札幌市北区北十条西」と変換されます。
また、それぞれの時点で「Shift + Enter」キーを押すと「001-0010 北海道札幌市北区北十条西」のように郵便番号付きで変換することも出来ます。
このようにその時必要なフォーマットで変換することが出来ます。

日付入力

MS-IMEでも「IMEパッド」を使えば、「今日の日付」、「今の時刻」くらいは入力することが出来ます。
それも、「地域のプロパティ」で設定されているフォーマットどおりになら。

「ATOK」なら「きのう」と入力して、変換キーを押すと次のような変換候補が表示されます。
ATOKの日付変換
「きょう」「あした」「あさって」「おととい」等のキーワードで同様に「西暦」「和暦」それぞれのフォーマ
ットで変換することが出来ます。
「せんげつ」「らいげつ」「きょねん」「らいねん」等や「げつよう」「かよう」「すいよう」等のキーワードでも変換することが出来ます。

お気に入り文書

よく使う定型文を登録しておき、すぐに呼び出すことが出来ます。
会社名・住所・電話番号など文書のトップや最後に入力することはよくあるものです。
このような定型文やメールの署名などを登録しておきます。
会社名のみ、会社名と住所、会社名・住所・電話番語などいくつかのパターンを一つのグループとして登録しておくことも出来ます。
さらに日付・時刻をフォーマット指定して埋め込んでおくことも出来、文書に入力時には自動的に日付・時刻を入力させることも出来ます。
文書作成中にATOKのメニューから簡単に呼び出すことができ、文書作成を省力化することが出来ます。

別の読みで入力しなおした単語を学習する

人名・地名・商品名などでは、辞書通りの読みでは変換できないため、他の読み方で変換したり、目的の文字を含む単語へ変換してその一部を使うなどの変換方法をよく使います。
一例として、「与志三」と書いて「よしぞう」と読む人名を考えて見ましょう。
「よしぞう」と入力して変換キーを押しても正しく変換してくれません。
「F2」キーで人名辞書を使っても、変換できません。
こうなると一文字ずつ変換していくしかありません。
「よ」で「与」、「し」で「志」までは変換できます。
しかし、「ぞう」で「三」には変換できませんから、「さん」と入力して「三」と変換するでしょう。
このような場合、MS-IMEでは通常の学習は無理ですから、「単語登録」をするしかないでしょう。
度々使う単語なら「単語登録」すればいいのですが、たまに使う単語に、一々登録画面を開いて登録するのは面倒なものです。

しかし「ATOK」なら学習させることもでき、また一文字ずつ変換の直後に単語登録を行うこともできます。
1.「よしぞう」と入力して変換キーを押します(変換できないことが分かります)。
2.「Backspace」キーで変換をキャンセルします。
3.「よ」と入力して「与」、「し」と入力して「志」と変換・確定します。
4.「さん」と入力して「三」と変換して確定します。
 この確定キーを押した時次のような表示が出ます。
変換確定と同時に表示される
ここで、「Shift + Enter」を押すと「よしぞう」で「与志三」と学習してくれます。
また、「Ctrl + F7」キーを押せば、単語登録画面が開き、必要な入力項目は入っていますから「OK]を押すだけですみます。
この機能は、「入力し直す操作を行ったとき、読みと表記の対応が適切であり、学習すると効果的と判断した場合にツールチップを表示します。」とヘルプに注意書きがあり、常に使えるわけではありません。

ATOKにはこのように、ただ変換効率が優れているだけでなく、日本語変換操作を効率よく行える機能があります。
今回紹介はこの程度にしますが、賢い機能はまだまだたくさんあります。
また次回に、ご紹介したいと思います。

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2007/04/02

日本語入力システム ATOK その3

賢いATOK

私が日本語入力システム(以後IME)にATOKを使い続けるのは、変換効率が良いだけではありません。
ATOKを使う一つの理由が正しい日本語を教えてくれることです。
言葉の誤りを正してくれる校正支援機能などは、正しい日本語を書く上で非常に助かります。

二重敬語、謙譲語と尊敬語の混同、ら抜き表現、さ入れ表現などをしっかり指摘してくれます。
「まもなく社長が参られます。」と変換しようとすると、次のような表示が現れ謙譲語と尊敬語の混同を指摘されます。
謙譲語と尊敬語の混同
MS IMEでは、何事もなかったように変換するだけです。

「大きな美しい女性の写真」と変換しようとすると、次のような表示が現れ「わかりにくい修飾関係」を指摘してくれます。
修飾語の連続
「美しい女性」の「大きな写真」なのか、「大きくて、美しい女性」の「写真」なのか、曖昧でわかりにくいと指摘してくれるわけです。
このように、正しい日本語、わかりやすい日本語、美しい日本語をしっかりと教えてくれるのが「ATOK」です。

日本語変換も慣れてくると次第に長い文節を一気に変換しようとします。
すると曖昧な表現や、間違った日本語をついつい見逃しがちになります。
ペンを使って紙に文章を書いている時は、このような間違いがないように注意しながら書くものですが、パソコンを使うとついついうっかり間違いを犯してしまうこともあります。
「ATOK」なら、しっかりと間違いを指摘してくれます。
仕事での文書などで恥をかかなくてすみ、非常に助かります。
「ATOK」は、仮名を漢字に変換するだけのソフトではないのです。
これだけでも「ATOK」を使う価値は十分にあります。
まだまだ便利な機能があるのですが、それは次回に書くことにします。

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