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2009年2月

2009/02/20

Windows XP Home Editionのパスワード

今回は、Windows XPのパスワードについての話です。
パソコンのトラブルやブロードバンドの設定にお伺いしたところ、Windows XP パソコンで「パスワードを忘れてしまって、ログオン出来ない」と言われた経験が3度ほどあります。
このような場合、多分サポートセンターやパソコンメーカーに問い合わすと、「パスワードを忘れてしまってはどうしようもありません。リカバリーを行ってください。」というような回答が帰ってくると思います。
サポートセンターとしては、これは正しい回答だと思います。
しかし実際には、私は全てお客様のパソコンにログオンしてきました。
けっして100%可能なわけではありませんが、家庭で使っておられるほとんどの方のパソコンは可能ではないかと思います。

Windows XP Home Edition(一般家庭用に販売されていたWindows XPパソコンの大部分はこれです)は、「ようこそ」画面や「ユーザーアカウント」には表示されない「Administrator」という名の隠れたアカウントがもう一つあるのです。
「Administrator」は最高権限を持っており、この権限でログオンに成功すればWindowsのあらゆる設定を自由に変更することが出来ます。
したがって、「忘れてしまったパスワード」を変更することも出来るのです。
見方を変えれば、自分のアカウントにパスワードをかけておいても、悪意ある第三者が「Administrator」アカウントでログインに成功すれば、自分のパスワードを変更して自由に触られてしまうことになります。

Windows XP Home Editionでは、通常の起動方法では、「Administrator」でログオンすることは出来ません(Windows XP Professionalでは可能です)。
そして、パソコンを買ってきて、通常の初期設定を行っても、「Administrator」にはパスワードを設定することは出来ません。
したがって、ほとんどのユーザーは「Administrator」にパスワードを設定せずに使っていることになります。
これは、非常に危険なことです。

「Administrator」には次のような方法でログオンできます。

  1. パソコンが起動していればシャットダウン又は再起動します。
  2. 電源スイッチを押すと同時に(再起動なら再起動が始まると同時に)、F8キーを押し続けます。
  3. 「Windows 拡張オプションメニュー」(下図)が表示されると、↑↓キーを使って「セーフ モード」を選択して「Enter」キーを押します。
    Windows 拡張オプションメニュー
  4. 「オペレーティング システムの選択」(下図)画面が表示されると、「Microsoft Windows XP Home Edition」が選択されていることを確認して、「Enter」キーを押します。
    オペレーティング システムの選択
  5. 「ようこそ」画面が表示されれば、「Administrator」をクリック、もし「Windows へログイン」(下図)が表示されれば、「ユーザー名」に「Administrator」と入力。
    「パスワード」は、Administratorアカウントにパスワードを設定していなければ(多くの人はこれ)空欄のまま(パスワードを設定していればパスワードを入力)、「OK」ボタンをクリック。
    Windows へログイン
  6. Windows XPが「セーフモード」で起動します。

「Administrator」アカウントで「セーフモード」起動しました。
「セーフモード」はWindowsのトラブル時などに、診断・修復などを行うモードであり、必要最小限のドライバや機能だけが使えるようになっているモードです。
この状態で、Windowsのシステムに関わる設定の変更は制限なしに行うことが出来ます。

ここで、「スタート」-「コントロールパネル」-「ユーザーアカウント」を開き、普段使用している「アカウント」を選択・クリックして表示される画面で、「パスワードを変更する」で任意のパスワードに変更することが出来ます。
もし、「Administrator」アカウントにパスワードを設定していなければ、このような方法で他人が自在にパスワードを変更出来てしまい、普段使っているアカウントにパスワードを設定していても、全く安全ではないのです。
私が、パスワードを忘れてしまった方のパソコンを起動出来るようにしたのもこの方法です。

「Administrator」にパスワードを設定していなかった方は、「スタート」-「コントロールパネル」-「ユーザーアカウント」を開き、「Administrator」を選択・クリック、さらに「パスワードを変更する」をクリックして表示される画面で、「Administrator」のパスワードを設定しておきましょう。
「Administrator」のパスワードは絶対忘れないようにしてください。

セーフモードから通常モードに変えるには、スタートメニューから、「再起動」するか、「シャットダウン」を行って通常起動させてください。

尚、パスワードを他人が変更出来てしまうような内容を公開して大丈夫かと心配する方がおられるかもしれませんが、ネットで検索すればいくらでも見つけることが出来るものであり、あえてその危険を知っていただくために書きました。

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2009/02/12

三四郎 2009

Just Suite 2009を早速使ってみました。
「一太郎」も色々使ってみたいのですが、まず「三四郎」を使ってみることにします。
「三四郎」はジャストシステム製の表計算ソフトで、いわば日本製エクセルのようなもの。
私も使うのは初めてです。
表計算ソフトは以前は「ロータス1-2-3」を使っていたのですが、世の中エクセルばかりになり、仕事上のファイルのやりとりなどもエクセルばかりになって、やむを得ずエクセルを使っていたのでした。
手始めに、いつもエクセルで作っていた「請求書」や「見積書」を「三四郎」に移行してみました。

エクセルファイルの読み込み

エクセルで作ってあった「請求書」や「見積書」等を「三四郎」で読み込んでみました。
数式・関数はほぼ問題なく読み込み出来ました。
ちょっと問題と言えば問題なのですが、感心したことがありました。
請求書で「ご請求金額 \○○○,○○○円」という欄で、「\○○○,○○○円」は請求項目明細の合計欄を参照して「="ご請求金額" & YEN(参照先セル,0) & "円"」としていたのですが、「三四郎」には"YEN()"という関数が無く「="ご請求金額" & "\" & String(参照先セル) & "円"」のように変換されました。
"YEN()"関数は、文字列としての数字の先頭に"\"を付けてくれるのですが、「三四郎」はこれを「"\" & String()」に変換してしまったのです。
持っていない関数をなんとか変換しようとしてくれたことに感心したのでした。
関数に関してはこのようにほぼ問題なく変換してくれたのですが、書式やセルの装飾に関しては、多少問題を感じました。
「日付」の表示形式が違っていたり、罫線で元々実線であったのが破線になっていたりというのが見受けられました。
ジャストシステムはエクセルとの互換性については力を入れており、互換性については次のように言えるのではないかと思います。

  • エクセルファイルを読み込み、その後「三四郎」で使う場合はほぼ問題ない。
  • 一部のケースで、関数は無効となり結果のみ表示される場合がある。
  • 書式・属性については無効になるものがある。
  • マクロは読み込まれない。
  • 画像枠については無効となる。

又、「三四郎」ファイルを、エクセル形式に変換した場合も同様のことが言えるようです。
マクロなどで複雑に作られたファイルでなければ、参照するだけなら問題ないのではないでしょうか。

三四郎を使ってみて

エクセルファイルを「三四郎」で読み込んで、問題のあるところを修正していったのですが、この過程で気づいた点について記しておきたいと思います。
今回の「請求書」や「見積書」では、数式・関数についてはほとんど修正の必要はありませんでした。
セルの書式において、「日付」「時刻」「通貨」等については、さすがに日本製のソフトです。
例えば「平成21年8月25日 (火) 午後 4時35分」のような表示は、「表示形式」の「日付/時刻」タブで簡単に設定出来ます。
「158923000」と入力されている場合、「表示形式」の設定だけで「1億5892万3000円」と簡単に表示させることが出来ます。
このような表示設定は、エクセルでも「セルの書式設定」の「表示形式」タブで「ユーザー定義」を使ったり、関数を使えば可能なのですが、日本人がよく使う和暦や漢字表記の単位等が簡単に設定出来ます。

列の幅や行の高さも「三四郎」はエクセルに比べ、簡単に正確に設定出来ます。
エクセルでは「列幅」は「選択範囲に合わせる」か「文字数」のいずれかで設定します。
「文字数」も「標準フォントの半角文字数」というもので、印刷などでは設定に非常に苦労します。
「三四郎」では「ミリ」「インチ」「カラム(文字サイズと字間の合計値を1/2にした値)」と3つの単位で設定出来ます。
印刷でテストしてみましたが、「ミリ」単位で正確に印刷出来ました。
行の高さも「ポイント」「ミリ」「インチ」で設定出来ます。
エクセルでは「ポイント(ポイントからインチに変換出来る」のみです。

罫線を引いた表などでは、読みやすくするために、セルの左右に余白を入れたい時があります。
これはエクセルでは、スペースやインデント以外の方法では不可能です。
「三四郎」では「ミリ」「インチ」「%(パーセント)」で自由に設定出来ます。
これらは今回の「請求書」のように、印刷して使う場合には非常にありがたい機能です。

このように、「三四郎」は日本人がよく使う機能・表示などを、面倒な関数などを使うことなく簡単に行うことが出来ます。
さすが日本人が作ったソフトだと、感心しました。

まだ一週間ほど使っただけなのですが、高度な作業ではまだはっきりわかりませんが、通常の表計算なら、「三四郎」はエクセルと同等(場合によってはそれ以上)に使えるソフトだと思います。

これだけの機能を持っていて、価格は通常版で5,000円前後、優待価格なら3,000円程度ですから、エクセルとは比べものになりません。
確かに、今ではほとんどの方がエクセルを使うようになり、仕事の関係上エクセルを使わざるを得ないという方が多いと思います。
しかし、そのような制約を受けないのなら、私は「三四郎」を勧めたいと思います。
私自身も、仕方なくエクセルを使っている一人ですが、今後は「三四郎」メインに使い、仕事上やむを得ない場合のみエクセルを使うことにします。
今使っているのは「Excel 2003」ですが、使い続けられる限りエクセルのバージョンアップは行わないつもりです。

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2009/02/08

Just Suite 2009

一昨日(2月6日)Just Suite 2009が届きました。
一太郎は十数年使い続けており、最近は2~3年おきにバージョンアップしていたのですが、今回は一太郎単体ではなく、Just Suiteにしました。
「一太郎」の他に、「三四郎」「花子」「Agree」「Shurikenn」等が含まれており、Just SystemのOfficeソフトです。

単体で持っていた「一太郎」「Shuriken」をバージョンアップしなければならず、昔一度使った「花子」を使ってみたくなり、「三四郎」にも興味があったものですから。
昨日早速インストールしました。
これから少しずつ使っていって、機能や使い心地など書いて行こうと思っています。

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2009/02/04

ブロードバンドの移行 2

前回は、プロバイダの勧誘電話に負けて、光マンションタイプを使用中の方がADSLを申し込んだが、結局接続出来なかったお話しでした。
今回は、使用中のブロードバンドと新しく申し込んだブロードバンドで少々仕組みが違っていたために、結局使えなかったお話しです。

友人の友人というこのお客様宅へとにかくお伺いしました。
このお客様は、既にフレッツADSL(NTT西日本)をご利用中でした。
ADSLでのインターネット接続を利用しているとともに、FAX及び電話を利用しておられます。
フレッツADSLではスプリッタでADSLと音声電話の信号を分けた後、FAXと電話機をブランチ接続しても問題なく使うことが出来ます。
IP電話は使用しておられませんから、FAXと電話はNTTの固定電話番号(075, 06等から始まる番号)で発信されます。
インターネットを使っておられるのは奥様とお子様です。

例によって、プロバイダの代理店から奥様に「お得なブロードバンドに移行しませんか」の勧誘電話があり、移行の申し込みをされたそうです。
このプロバイダの場合、回線業者は「SoftBankブロードバンドサービス」に限定されます。

ADSLの設定に取りかかりました。
モデム(トリオモデム3-G Plus)のモジュラージャックポートと壁のモジュラージャックを同梱のケーブルで接続します。
さらに、モデムの電話機ポートとFAXを接続します。
電源アダプタを接続して、モデムの「リンクランプ」と「BBフォン」ランプが点灯するまでしばらく待ちます。

その間に、立ち会われた奥様とお子様に、BBフォンについて簡単に説明することにします。
その時、ご主人もやってこられました。
3人を前に、BBフォンについて説明を始めました。
すると突然ご主人から、「それは困る。こんなややこしいことになるのなら、インターネットなんか止めてしまえ!」と怒りのお言葉です。
事情をお聞きすると、FAXは仕事にも使っている。
FAXの受信電話番号により自動的に仕分けを行い処理するシステムを利用しておられる取引先がいくつかあり、一々受信番号を変更していただくわけにはいかない、とのことです。
「0000(ゼロ4つ)」を付加すればNTTの固定電話番号で発信出来るのですが、そんな面倒なことを一々行ったり、短縮登録を変更していられない、とのこと。
また、勧誘電話では、BBフォンのことなど一言も言われなかった。
モデムを付け替えるだけですみますと言われたと奥様は言われます。

結局、ご主人の決定により、このプロバイダへの移行はキャンセルになってしまいました。
このお宅は、元のプロバイダとNTTに再度申し込みをしなければならず、数日間はインターネットを利用出来なくなってしまいました。

「Yahoo!BB」をはじめ、「SoftBankブロードバンドサービス」の回線を利用するADSLは基本的に、「BBフォン」を必ず使用しなければならないようになっています。
市販の「ラインセパレーター付きスプリッタ」を使えば、BBフォンを使わないようにすることは出来るのですが、この場合BBフォンを使用している相手先からの受信が出来なくなってしまいます。
どうも、BBフォンについて詳しく案内せず、契約を勧めている代理店や家電量販店がかなりあるようで、このようなトラブルは何度か経験しています。
十分注意していただきたいと思います。

ただ、「VOIP OFF(BBフォンを使わない)」となっているモデムも何度か見たことがありますので、申込時に「業務用電話なのでBBフォンを使いたくない」などとはっきり言えば、使用しないように出来るのかもしれませんが、確かではありません。

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