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2010/03/22

Outlook Expressのトラブル 1

最近、お客様から2件続けてOutlook Express(以後OE)のトラブル相談を受けましたので、この件について書いてみることにします。

1件目は、受信トレイのメールデータが一ヶ月分綺麗に消えてしまったという物です。
お客様のパソコンのOSはWindows XP SP3、OEのバージョンは6.0です。
電話で詳しく状況をお聞きすると、内容は次のようです。

  • 受信トレイのメールデータが、前月分のみ完全に消えてしまった。前々月以前や今月分は問題なく読むことが出来る。
  • OEを終了する時に、「空きディスク領域を増やすために、Outlook Expressはメッセージを最適化することができます。この操作には数分がかかることがあります。」と言う内容のメッセージが出て、「OK]のボタンを押してしまった。その後、OEのメールデータが消えてしまった。
  • Windows の「ゴミ箱」に、「受信トレイ.bak」というファイルが存在する。

消えたデータを復活させられる可能性があると判断し、3日後(私の都合で)に訪問し、無事消えたデータを復活しました。
参考のために今回の消えたデータを復活させた作業内容をここに期しておくことにします。
今回は無事データを復活させることが出来ましたが、つねに成功するとは限らないことを読者の方はご承知置きいただきたいと思います。

訪問までの間も、お客様はOEを使われ、メールデータは増えてゆきますので、次のお願いをしておきました。

  • OEの「メッセージの最適化」は行わないこと。
  • Windows の「ゴミ箱」で、絶対に「ゴミ箱を空にする」の操作を行わないこと。
  • 訪問して、データ復活のトライを行うが、「必ずデータが復活できる保証はない」ことをご了解いただく。

さて、3日後にご訪問しての作業内容です。

  1. Windowsの「ゴミ箱」を右クリックして「開く」を実行し、「受信トレイ.bak」のファイルがあることを確認します。
    「受信トレイ.bak」は2つありましたが、1つはメールデータが消えたと思われる日のファイルでした。
  2. OEを開き、適当な名前(仮に「受信トレイ2」)のフォルダを作成。
    「受信トレイ」にある全メールデータを「受信トレイ2」にコピーする。
    この操作は、メールデータが消えた直後なら必要ないのですが、データが消えてからもメールを受信されていますので、そのデータを無くさないための処理です。
    さらに、もしデータ復活に失敗した場合、このコピーを「受信トレイ」戻します。
  3. エクスプローラでOEのファイルが保存されているフォルダを開く。
    OEのファイルが保存されているフォルダは、次のように見つけることが出来ます。OEで「ツール」から「オプション」を選択。
    開いた「オプション」ダイアログで「メンテナンス」タブを選択。
    「保存フォルダ」ボタンをクリック。「保存場所」ダイアログに保存場所が表示されています。
  4. OEを終了する。
    (3)で開いたエクスプローラで、「受信トレイ.dbx」ファイルを適当なフォルダ(仮に「temp」)に移動しておく。
    これは、「受信トレイ.dbx」を削除してもいいのですが、安全のためにバックアップとして、他のフォルダに移動しておくだけです。
  5. Windowsの「ゴミ箱」を右クリックし、「開く」を実行し、(1)で見つけた「受信トレイ.bak」を選択し、右クリックから「元に戻す」を実行する。
    これで、「ゴミ箱」に放り込まれた「受信トレイ.bak」がOEのデータが保存されているフォルダに戻されます。
  6. (5)でOEのデータが保存されているフォルダに戻った「受信トレイ.bak」を「受信トレイ.dbx」にファイル名を変更します。(「受信トレイ.bak」を選択して、右クリックから「名前の変更」を実行して、「受信トレイ.dbx」を入力)
  7. OEを起動する。
    「受信トレイ」に消えた受信メールが復活しているか確認する。
  8. 消えたメールが復活していれば、消えたメールが復活した代わりに、消えた日以降のメールデータがないはずです。
    そこで、(2)で作った「受信トレイ2」から、消えた日以降のメールデータを「受信トレイ」に移動させ、「受信トレイ2」を削除します。
    (4)で作った「temp」フォルダも不要なので、削除します。
    (7)でもし、消えたメールデータが復活していなかったなら、おそらく消えたメールデータの復活は不可能な可能性が大きいので、諦めて「受信トレイ2」を「受信トレイ」に戻して終わりだったかも知れません。

今回のトラブルでは、無事データを復活させることが出来ました。
しかし、最初に書きましたように、確実に復活できるという保証はありませんので、参考にされる方はこのことをご承知置き下さい。

ネットで色々検索してみると、このようなトラブルの例はかなりあるようです。
Windows XP SP2以降ではOutlook Express(以後OE)の起動100回ごとに「空きディスク領域を増やすために、Outlook Expressはメッセージを最適化することができます。この操作には数分がかかることがあります。」というメッセージが出ます。
「OK」と「キャンセル」のボタンがあり、「OK」をクリックすると「最適化」が開始されます。「キャンセル」をクリックしてその時は回避することも出来るのですが、「OK」をクリックするまでしつこくこのメッセージが出され続けるため、たいていの人は「OK」をクリックしてしまうようです。
そして、OEのデータファイルを「最適化」する時に、このトラブルが起きることがあるようです。

通常は、正しく「最適化」されるのですが、時により一部のデータが消えてしまうようです。
OEでは。OEのフォルダ(「受信トレイ」「送信トレイ」やユーザーが独自に作成したフォルダ)ごとにデータファイルが作成されます。
マイクロソフトの情報によると、2GB以上のデータファイルは保証されていません(データにトラブルが起きる可能性があります)。
しかし、今回のお客様の場合、データファイルは2GBを超えていません。
それでも、データが消えてしまうトラブルが起こりました。
ネットの情報でも、このようなケースが報告されています。
このことに関しマイクロソフトは、ユーザーが使用している「ウイルス対策ソフト」の影響のようなことを言っています。http://support.microsoft.com/kb/419000/ja

最後に、ユーザーがファイル削除などの操作をしていないのに、「ゴミ箱」に「受信トレイ.bak」などのファイルがあるかについてですが、OEでは、メールフォルダを「最適化」する場合、各メールフォルダのデータを一旦バックアップして、「xxx.bak」(xxxはOEのフォルダ名)というファイルを作成し、そこから最適化を行って「xxx.dbx」を作り直し、その後「xxx.bak」ファイルは「ゴミ箱」に放り込むようです。
そのために、「受信トレイ.bak」のようなファイルが自動的に「ゴミ箱」にできるようです。

Outlook Expressのトラブル 2

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